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効率の弊害
籾山 2009.11.30 11:41
性格上、「効率」ということを意識することが多いです。
ただ、この「効率」という言葉は、実はなかなか難しい。
例えば、オフィスがビルの8階にある場合、
普通に考えれば、階段ではなくエレベーターを使う人が多いと思います。
「時間を節約」「体に負担をかけない」という面での効率を考えれば、
当然の選択です。
しかし、現代人は運動不足の人間が多く、
体のバランスを保つには、適度な運動が必要ですよね。
つまり、「健康体を保つ」なんて観点から見れば、
実は階段を使うほうが効率的、なんてことが平然と起こりうるわけです。
他の例を挙げると、
僕は結構風邪をひきやすいタイプなんですが、
その原因としては、
他人の家に泊まったとか、カプセルサウナに泊まったとか、
カラオケでオールしたとか、旅行をしたとか、
そういう環境の変化に弱いんですね。
これは自分が神経質な性質であったり、
元々体質的にあまり強くないってことが原因なのかなー、
なんて漠然と考えていたんですが、
実は、効率重視の生活をしている影響かもしれません。
つまり、日常生活において、
快適に過ごすための行動をしようとしすぎている、ということです。
例えば暖房の使い方にしても、
風呂あがりに冷えないように、風呂に入る前に部屋の暖房をつけておくとか、
冷房の使い方にしても、
寝る前には必ずタイマーにするとか、
生活の中で様々な行動が自然とマニュアル化され、
ミス(ランダム性)が少ないのかもしれません。
また、部屋をきれいに保つだとか、換気を気にするだとか、
加湿器で湿度調整するだとか、よく手を洗うだとか、
常に快適状態を保つことを、当たり前にやってしまっているのかもしれません。
その影響で、たまたま日常から外れることがあると、
免疫が少なく、影響を受けやすい、と考えられるわけなんです。
その結果、本来ならば、
他人より余分に健康に気をつけているはずの僕の方が、
普通の人よりも頻繁に風邪を引いてしまう、
なんて逆転現象が起こりうるわけで。
こう考えると、「健康のための効率化」なんてテーマは、相当難しい気がします。
結局は、何かに関しての効率を高めようとすると、
別の面での効率は低下する、
なんてことは、当たり前に起こりうることだと思います。
絶対的に正しい行動なんて、存在しないってことなんでしょうね。
近年、不況の影響もあり、
「経営の効率化」を重視している企業は多いと思うんですが、
その分、何かの効率は低下している可能性があるので、
それが何なのか、しっかり見極めていかないといけないのかもしれません。
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